市民ネットの定期レポートに「いちはらアート×ミックス」3回開催で11億円超の支出とあった。
かかった費用は開催年によって異なり、初回の2014年で3億円、2回目の2017年で1.5億円、3回目の2021年は、なんと6億円もかかっていた。
思っていた以上の金額だ。
誰が、そんな大金を使ってまで推し進めようとしてきたのだろうか?
そもそも、一体、何にかかった費用なのだろうか?
事業報告書を見つけ、内訳を調べてみると、3回目の開催費用はこんな感じだった。
2回目が終わった次の年、2018年度(平成30年度)には3200万円。
2019年度(令和元年度)には2.4億円。
2020年度(令和2年度)には1.6億円。
そして開催年度の2021年度(令和3年度)には、見込みとして1.7億円。
年度毎の費用を合算すると、これで合計6億円となる勘定だ。
一方、目的別に4年間の合計費用を見てみると、大きい順に並べれば、
作品制作費・イベント関連費が3.0億円
ポスター等の広報宣伝物作成費が0.8億円
イベント運営費が0.7億円
施設管理費が0.5億円
ディレクター費が0.3億円
雑誌等掲載・中吊り広告費が0.2億円
しめて5.5億円となり、その他を合わせると6億円になる勘定だ。
市原市全域にわたり、大規模にやっているので、こんなもんなんかなあ?
もっと節約できそうな気はするのだが・・・。
しかし、考えてみれば、市に住んでいて、行ってみようかな…と思ったことは、初回の一度しかない。
それも思っただけで、実際は行かなかった。
なにせ、芸術にはトンと縁がないし、それがモダンアートともなれば、なおさらだ。
初回は、まあ話しのタネにでも・・・と思ったのだが、いざ、行こうかな、となると、面倒だから止めてしまった。
車で各会場を巡っても、まあ、こんなもんですね・・・程度の感想で終わるだろうと予想したことも理由の一つだ。
思うに、市原市の議員諸氏や市の職員でも、一度も足を運んだことがない人が多いのではなかろうか?
平日は、おそらくはガランガランの各会場。
もうそろそろ、このイベントは卒業してもいいのではなかろうか?