3月27日の昼前、市役所の新庁舎に行ったところ、60代と思しき男性が、案内係の女性を怒鳴りつけている場面に遭遇した。
女性は平身低頭しているが、男性の怒鳴り声は止む気配がない。
怒っている理由は、怒鳴り声のハシバシから解釈すると、機械から出てきた順番待ちの番号券の片方だけ渡された、ということらしいが、案内係がワザワザ2枚続きの券の片方だけちぎって渡すとは思えない。
詳細不明だが、係の女性としては言い返すことができず、平身低頭謝るしか仕方がないのだろう。
それにしても、カウンターの中にいた職員は、誰一人として助け船を出そうとはしない。
ちょっと薄情。
案内係は身内ではないから?
自分に火の粉が降りかかるのがイヤだから?
それとも、市役所のクレーマー対策として、そう決められているのだろうか?
怒鳴り始めて数分後、他の案内係の女性が来て、一緒に平身低頭して誤っていたが、それでも怒鳴り声は止む気配がない。
これは気の毒。
仮に、相手に非があったとしても、弱い立場の人間をトコトン追い詰めるようなことをしてはいけない。
以前、こんな場面で間に入り、トバッチリをくってエライ目にあったことがあるので、ちょっとためらったが、2人の女性が謝っても追及の手を緩めないのはクズ人間のすることだと思い、意を決して、「お気持ちは分かりますが、聞いたところ、ケアレスミスのようなので・・・」と、間に入った。
すると、「アンタには関係ないので引っ込んでろ」的な反応。
怒鳴りまわす態度が見ていて不愉快なので、関係ないことはないのだが、それ以上、深入りすると以前の二の舞になるかもと思い、スゴスゴと退散した。
数分後、一緒に謝っていた女性がこっそり来て、御礼の言葉を言われたので少しホッコリ。
その後、件の男性のところに80代と思しき母親が来て、「何かあったの?」と聞き、男性もトラブル内容を説明していた。
顔つきを見た限り、そうワルには見えない。
むしろ、立派な紳士的風貌。
もしかすると、どこかの官庁とか大会社のエライさんで、目下の人を怒鳴り続けてきたのだろうか?
ああ・・・イヤなものを見てしまった・・・。