散歩中、ノーリードで犬を遊ばせている女性飼い主を見かけた。
年齢は50代だろうか?
そこでやんわりと「リードをつけてもらえませんか?」と言ったところ、先方「わかりました」と答える。
それで一件落着。
そのまま通り過ぎれば何事もなかったものの、先方は「わかりました」と言いながら、リードをつける素振りは微塵も見せない。
それにムッときて、追い打ち注意をしたのだが、それがいけなかった。
先方、「あなた、なんなんですか?」と攻撃調の口調で言い返してきたのだ。
「いやあ、千葉県の条例では、犬を連れて歩く時にはリードをつけるよう決められていますので」と説明したのだが、「リードなしの犬に何かされたことがあるんですか?」と言い返してきた。
ここで、ルール違反を注意しているだけということに徹しておけばよかったのだが、「一度、リードをつけた犬にとびかかられたことがあるので・・・」と、相手の論点変更にまんまと乗せられて答えたのが失敗の元だった。
おばさん、すかさず攻撃してくる。
「リードをつけていてもとびかかられるのなら、つけていなくても同じでしょう」
「犬に偏見も持ってるんでしょう」
「犬は自分を嫌いな人間が分かるので、そっちに向かっていく」
などと言いながら、犬をけしかけるような素振りまで見せてきて、完全に言い負かされた形になった。
いやあ、まいった。
おばさんの口攻撃、すさまじいのは大阪のオバチャンだけかと思ったら、市原のオバチャンも負けず劣らずだった。
街でしばしば見かける携帯しながらの車運転。
取締りが緩いせいか、いまだに横行しているが、あれは法律違反。
それと同様、千葉県の動物愛護条例第十八条には「 犬の飼養又は保管をする者は、次の各号のいずれかに該当する場合を除き、その犬の係留をしておかなければならない。」とあるので、リードでつないでいないのはレッキとした条例違反だ。
その論点で反撃すべきだったと反省しても、後の祭り。
しばしば見かけるノーリード散歩、ウンチ後始末なし、あたりかまわず吠えても叱らない・・・・。
そういった迷惑飼い主が、少数ではあろうが存在することで、飼い主嫌悪が高じて犬嫌いになってしまった。