中古車不正修理で世間を騒がせているビッグモーター。
その自転車版ではないかと思う経験を、10年ほど前だっただろうか、五井のアサヒサイクルでしたことがある。
具体的には、アサヒサイクルで買ったママチャリが、購入後、1ケ月ほどしてパンクした。
普段は自分で修理するのだが、空気バルブをリムに固定しているナットが、いくら力を入れても回らない。
無理やり回すと壊れるかもしれないと思い、アサヒサイクルに持っていき、ナットが回らないということを伝えた上で、パンク修理を依頼した。
修理の間はカインズでお買い物。
そして戻ったところ、店員から「チューブが破れていたので交換しました」と言われ、パンク修理代ではなくチューブ交換代を請求された。
店員いわく「空気不足で乗ったから破れたのでしょう」。
いやいや、買って1ケ月程度の新品ママチャリ。
それほどの距離は乗っておらず、空気圧にも十分注意していた。
そう言っても、店員は引き下がらない。
どこがどのように破れていたのか、ここでチューブの損傷具合を見ておくべきだったが、思いもかけない展開に気が動転し確認しなかった。
痛恨のミス。
あれは、今でも、店員が無理にナットを回したためチューブが破れたのだろうと思っている。
それにしても、ナットがあんなに固いまま出荷するとは、品質管理ができてないメーカーでもあったのだろう。
あれ以降、ママチャリを2回買い替えたが、アサヒサイクルに足が向くことはなかった。
本件、当時思ったことは、アサヒサイクルは自分たちのミスを客に負担させる、お客様第一ではなく、自分たち第一の店。
今になって思えば、その点、ビッグモーターの不正構図とよく似ているのだ。